「SaaSの死」という声も…。急速に進化するAIがここにきて衝撃を与えているワケ
こうした音楽ビジネスにおけるAIの存在感の拡大に対して、アーティストの不安が高まる中で、ソニーグループの「作曲AIがどの曲を参考に作ったのかを特定できる技術開発」は、AI全盛の社会に一石を投じるものになるのかもしれない。
たまたま音楽を中心に紹介したが、写真や映画、小説、漫画、アニメといったクリエイティブな世界でも、AIの比重が増しつつある。どこまでAIの活用を広げるのかといった論点は、エンターテインメント領域にとどまらず、さまざまなビジネスの世界に波及している。
「アンソロピック・ショック」が示唆すること
そんな状況の中で、最近になってAIがソフトウェア業界を破壊してしまうのではないか、という見方を強める出来事として取り上げられたのが、アンソロピック(Anthropic)による「Claude Cowork」の公開だ。この画期的な機能の登場で起こったのが「アンソロピック・ショック」と呼ばれるものだ。
Coworkは、Claudeを協働相手として使うため、デスクトップ環境での作業やファイル操作等を前提にした設計がうたわれている。簡単に言えば、自然言語でコミュニケーションできる「AIツール(AIエージェント)」が、ファイルの読み書きやツール利用を通じて業務を自動化し、既存のソフトウェアが担ってきた作業の一部を代替しうる、というインパクトが意識された。
契約書レビューや法務文書作成など、これまで専用ソフトや専門職が担ってきた領域にも波及しうるとして、市場では関連銘柄が売られる場面があったと報じられている。




















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