エレコムが先陣を切る半固体電池モバイルバッテリー、発火リスク低減と寿命4倍の実力に迫る
このようにメリットの大きい半固体電池だが、現時点では量産効果が十分でないこともあり製造コストは従来のリチウムイオン電池より割高になる傾向がある。エレコムの新製品のうち、容量1万mAh、最大35W出力のモデルの価格は8480円だ。発売に合わせて1000円または2000円の割引キャンペーンも実施される予定で、このクラスの製品として極端に高価というわけではないものの、決して「激安」と言える価格帯でもない。価格だけを見れば、他社からも多様なモバイルバッテリーが選択肢として存在している。
容量・価格よりも重要な安全性
それでもエレコムは安全性の高いモバイルバッテリーを積極的に市場へ投入することで、スマートフォン時代の暮らしそのものをより安全で安心できるものにしようとしている。新素材を用いたバッテリーの開発や量産には大きな負担が伴うものの、コストよりもユーザーの安心を優先する同社の姿勢は、メーカーとして素直に評価してよい取り組みだと言えるだろう。
モバイルバッテリー本体には再生プラスチックを採用し、パッケージにも適切に管理された森林資源から生まれた紙を用いるなど、環境負荷の低減にも配慮している。 またブラックやホワイトといったベーシックな色に加え、ピンクやブルーといった明るいカラーも用意することで、より幅広いユーザー層に「安全なバッテリー」を手に取ってもらえるよう工夫している。
家電量販店や大手ECサイトには、いまや無数のモバイルバッテリーが並んでいる。これまでは容量あたりの価格や本体サイズ、デザインといったわかりやすいスペックを手がかりに選ぶ人が多かった。だが「より安全であること」を前面に打ち出すモバイルバッテリーが各社から登場し始めた現在、価格や見た目よりもまず安全性を評価軸の中心に据えて選ぶことが、これからの製品選びの新しい常識になっていくだろう。
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