「塾なし・通信制高校→東大ほぼ首席合格」を導いた親の"神対応"とは? 非進学校から難関大を目指すための「現実的な」攻略法
当然ながら、当時は解けるはずもない。しかし、過去問を眺めたり、模範解答を読んだりするだけでも、多くの学びがあった。
歴史では、年号や事件の単純な暗記よりも、歴史的意義を中心に学ぶべきだとわかった。単語帳中心の学習ではなく、論文などを中心に学ぶ方法を選択でき、これが奏功した。
さらに決定的だったのは、英語ではなくドイツ語を選択したことだ(私は7年間ドイツに住んでいた)。ドイツ語の問題の分量は英語の1/3程度。明らかに簡単なのではないかと判断し、戦略的にドイツ語受験にしたことで、受験を楽に進めることができた。
何も、時間を測るなどして実際に解く必要はない。教科書やスマホを使ってもよい。なんとか取り組んでみる。それだけでその後の勉強の吸収度が変わってくるはずだ。
2. 東大生の合格体験記を読ませる
過去問と合わせて、合格体験記を読みあされば、その後の学習の道のりが見えてくる。進学校の生徒であれば、自然と先輩たちの姿を見ることになる。一般的な東大受験生がどのような生活を送り、どのように学習をしているかを知ることはきわめて重要である。
私の家には50冊以上の東大の合格体験記があった。独学で受験勉強を進めるしかなかった私にとって、それは「他人の経験を借りる」唯一の手段だった。孤独に東大を目指していると、さまざまなものに惑わされることがある。
例えば模試の成績や、「きっと進学校の生徒はもっと進んでいるんだろうな」という不安。そんなときの道しるべが、過去問と合格体験記である。具体的におすすめの合格体験記は以下の通りだ(筆者の著書も入れさせていただいた)。
とにかく「先取り」せよ
非進学校で危険なのは、全範囲が高校3年の秋に終わることだ。とくに社会や理科はその傾向が顕著である。
一方、進学校の中高一貫校では、高1には高校の主要範囲を終え、残りを演習に充てるケースも珍しくない。使える時間がまるで違う。だからこそ、非進学校生に必要なのは、「爆速で全体像をつかむ」ことだ。
その科目の中で、最も薄くて簡単な参考書でいいので、全範囲をカバーする参考書を購入しよう。東進が出している参考書におすすめのものが多い。




















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