「塾なし・通信制高校→東大ほぼ首席合格」を導いた親の"神対応"とは? 非進学校から難関大を目指すための「現実的な」攻略法

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トップにこだわったのは、既存の学校に通わず独学で学ぶという自分のやり方が正しいと証明したかったからだ。

しかし現実は厳しい。中3当時の成績は平均より少し上という程度。400人に1人が入ると言われる東大に、トップどころか合格することすら、現実味が薄いレベルだった。しかも通信制高校に在籍し、「塾に通わずに完全独学で合格する」と言い出す。前例はほぼない。周囲に東大受験を知る大人もいない。

それでも両親は強く反対しなかった。後から振り返ると、もしかしたら「東大受験をよく知らなかった」ことが、結果的に良い方向に働いたのかもしれない。それは私も知る由はなかったのだが、結果的に素晴らしい環境がわが家にはあったと思う。

まずは「情報戦」に勝つ

子どもが「東大を目指す」と言い出したときにまず最悪なのは、「東大というところはよくわからないが、どうせ天才が行くような場所なのだから無理だ。やめといたほうがいい」と言ってしまうことだ。

しかし、その次に悪いことは、「あなたは優秀だから、学校の勉強を頑張っていれば東大に行けるよ」という言葉である。これは、通っている学校のレベルや授業内容“以前”の問題である。

どういうことかというと、「東大入試ではどのような問題が出て、どのレベルで解ければ合格するか」ということを知らないままに学習を進めること自体が、無謀なことなのだ。

今後さまざまな勉強をしていくうちに、学校や塾の授業、あるいは問題集の中で、東大入試に役立つことに出会うことがあるだろう。

しかし、「試験当日に何ができるようになっていればいいのか」を知らなければ、その超重要な情報は右から左に流れていってしまう。そうなると、どれだけ優秀な人であっても、東大に受かることは難しい。

実際、私は東大の本試験では首席とほぼ同じ点数を取っているが、おそらく早稲田大学や慶應義塾大学を受験しても受からなかった可能性が高い。センター試験(当時)の点数も決して高くなかった。それは単純に、東大向けの訓練に集中していたからである。

だからこそ、子どもが東大を目指すと言ったとき、大人がやるべきことは2つだけだ。

1. 東大の過去問に触れさせる

私が東大の過去問を初めて見たのは中学3年生のとき。東大を目指すことを決めた翌日のことだ。

父は問題集より先に、東大の過去問を持ってきた。今考えれば、このおかげでぐっと合格に近づいた“神対応”だった。

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