窪田:なるほど。それをトレーニングで可能にするということが素晴らしいです。筋肉のトレーニングでも同様のことが言えると思いますが、やっぱり継続できるということがまずすごいですね。多くの大人は途中で挫折してしまうと思います。
青木:おっしゃるとおりで、メモリースポーツに取り組もうとしても、結局は挫折してしまう人のほうが多いのです。スポーツでも勉強でも仕事でも、あるいは音楽でも何でもそうだと思いますが、結果を求めるなら続けることが大切です。短期的に結果を出そうとすると、うまくいかないことのほうが多いのではないでしょうか。
窪田:実は私も、単純暗記や一夜漬けが極端に苦手なんです。だから記憶力だけは昔から自信がありませんでした。歴史の年号や解剖学の骨の名前など、無意味なものを覚えるのがやっぱりすごい苦痛でしたね。ストーリーやコンテクストがあれば簡単に覚えられたので、本当はどう文脈化するかということが重要だったのかもしれません。
工夫して「単純記憶」を減らす
青木:記憶とか暗記とかいうと、日本では根性論のような感覚を持っている人が多いと思います。「とにかく何回も書いて覚える」「声に出して繰り返す」など、時間をかけることを重視する傾向がありますよね。でも実はそれより効率がいいのは、短い時間の中で集中して取り組むやり方です。なかなか覚えられないものがあれば、闇雲に繰り返すよりも、自分は何が原因で覚えられないのかを考えると記憶に残りやすくなります。根性で大量に詰め込むのではなく、そういった工夫でなるべく「単純暗記」を減らすこと。これが大切だということは、学生にも社会人の方にもしっかり伝えるようにしています。
(構成:鈴木絢子)
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