横を向いたときだけ、縦に浮き出てくる…ほとんどの人が見逃している【つらい首のコリ】の真犯人

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さらに、ストレスや不安が続くと、交感神経が優位になり、 首まわりの筋肉、特に胸鎖乳突筋はいっそう硬くなりやすくなります。 「気を張る」「身構える」 そんな状態が続くときほど、この筋肉は休む暇がありません。

胸鎖乳突筋の周辺には、重要な血管や神経が多く走っています。そのため、この筋肉が硬くなると、首の痛みやコリだけでなく、頭痛や目の奥の痛み、耳周囲の違和感、ふらつきなど、首以外の不調を伴うことがあります。

胸鎖乳突筋は、重要な役割を担っているにもかかわらず、不調の原因として見過ごされがちな筋肉です。そして、気づかれないまま不調を引き起こし、生活の質を低下させる"真犯人"となってしまうのです。

「首の後ろ」が痛いのは、なぜ?

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「原因の胸鎖乳突筋は首の前なのに、なぜ首の後ろや肩が痛くなるのか?」

そう疑問に思うでしょうか。その答えは、筋肉のバランスにあります。

胸鎖乳突筋が首の前側で過剰に緊張すると、首の後ろにある筋肉(僧帽筋、板状筋など)は、その緊張を支えるために、常に引き伸ばされながら働かされる状態になります。

例えば、テントのロープを前から強く引っ張るとします。そのときにテントが倒れないように、後ろ側で必死に支えるような状態です。

負担が集中するのは、支える側です。その結果、「首の後ろが張る」「肩が重だるい」「肩甲骨まわりがつらい」といった症状が現れます。

つまり、痛みを感じている場所と、実際の原因となっている場所が一致しないのです。

吉原 潔 整形外科専門医・フィットネストレーナー

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よしはら きよし / Kiyoshi Yoshihara

医学博士。アレックス脊椎クリニック院長。日本医科大学卒業後、同大学整形外科入局。帝京大学医学部附属溝口病院整形外科講師、三軒茶屋第一病院整形外科部長を経て、2017年より現職。日本整形外科学会専門医、日整会内視鏡下手術・技術認定医。日本スポーツ協会公認スポーツドクター、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)公認パーソナルフィットネストレーナー、食生活アドバイザー。運動療法や筋力トレーニングにも精通した医師として、多角的な診療に定評がある。トレーナーとしての信条は「ケガをしないトレーニング方法を指導すること」。50歳を過ぎてから筋トレでメタボ体形を脱し、ボディコンテストに出場、受賞歴多数。

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