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深夜残業は「努力の場所」がずれている?成果の8割を導く2割の核心を「ピラミッド図」で考えて実行する最短仕事術

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  • 平井 孝志 筑波大学大学院ビジネスサイエンス系教授
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•1回目より2回目、2回目より3回目と、こなす回数が増えるほど効率がよくなり、時間効率が劇的に改善される。

最初は30分かかっていた分析も、慣れれば頭の中で一瞬で行えるようになります。「大事な2割」における経験曲線が効いてくるからです。この「加速」が、シゴデキさんとそれ以外の人の間に圧倒的なスピード差をもたらすのです。

最後に、毎日少しずつの積み重ねが雪だるま式に大きな成果となる「複利効果」を忘れてはいけません。

本書の例えを借りれば、厚さ0.1mmの紙を10回折れば約10cmですが、42回折れば月面にまで届く厚さになります。

• テスト前の10時間の一夜漬けより、毎日3時間の継続のほうが、はるかに大きなインパクトを生み出す。

仕事も同様です。週に一度「頑張る」のではなく、毎日30分でも大事なタスクを継続する。つまり自分の行動を「仕組み化」してしまうのです。そうすると、この「小さな継続」が複利となって積み重なり、数年後には誰も追いつけないほどの専門性や成果となって表れます。

意識ではなく「行動」を変える

「明日から頑張ろう」という意志の力だけで自分を変えるのは困難です。しかし、「実行することで意識を変える」ことは可能です。

まずは、自分のタスクをピラミッドで分解し、その中の「2割」を、タテヨコの2軸で表せる「田の字」で特定することから始めてください。図を描いて、計画を立てれば、やるべきことがハッキリとし、あとは粛々と実行するだけになります。

「図×問題解決」の手法は、単なる効率化のツールではありません。限られた人生の時間という資源を、どこに投下して豊かな未来を創り上げるか。それを自ら選択し、切り拓いていくための最強の武器なのです。

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