彼が勧めるのは、自分に向かって問いかけてみることだ。「いま、この場にいる人たちにとって、何が面白いだろう? 観客を笑わせるには、それがいちばん手っ取り早い、最高の方法なんです」。
コールバックを利用する
ふだんの生活でも、舞台の上でも、笑いを取るもっとも簡単な方法のひとつは、以前うけたジョークや面白かったできごとを引き合いに出すこと。
このテクニックはコールバックと呼ばれる。何かで笑いが起こったら、聞き耳を立て、ネタとして覚えておこう。あとでチャンスを見つけて、すかさず使うのだ。
コールバックには、努力に見合うだけの価値はある。深い意味とコンテクストをぎゅっと盛り込めるからだ。
しかも、コールバックはグループの絆を強める。みんなで笑える内輪ネタの楽しいジョークと同じように、コールバックは仲間意識を刺激するのだ。
つまりそのジョークの笑いどころがわかる人は、自分も仲間の一員だと実感するからこそ、特別に感じるわけだ。
みんなで笑ったできごとを思い出すと、互いの絆が深まって、満足度が大きくなる。そういうわけで、コールバックは(そしてみんなで笑える内輪のジョークはとくに)グループの絆を深めるのに有効な方法なのだ。
言ってみれば、ひとつ分の値段でふたつ手に入るようなものだ。以前のジョークを思い出してみんなで笑い合う(それによって絆が深まる)だけでなく、それを意外な方法でコールバックとして利用すれば、新たな笑いを生み出すことができる。
(翻訳:神崎朗子)
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