ユーモアは才能ではなく、実は「テクニック」が重要だった。プロのコメディアンだけが知っている、人を笑わせる「3つのコツ」

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彼が勧めるのは、自分に向かって問いかけてみることだ。「いま、この場にいる人たちにとって、何が面白いだろう? 観客を笑わせるには、それがいちばん手っ取り早い、最高の方法なんです」。

コールバックを利用する

ふだんの生活でも、舞台の上でも、笑いを取るもっとも簡単な方法のひとつは、以前うけたジョークや面白かったできごとを引き合いに出すこと

このテクニックはコールバックと呼ばれる。何かで笑いが起こったら、聞き耳を立て、ネタとして覚えておこう。あとでチャンスを見つけて、すかさず使うのだ。

コールバックには、努力に見合うだけの価値はある。深い意味とコンテクストをぎゅっと盛り込めるからだ。

しかも、コールバックはグループの絆を強める。みんなで笑える内輪ネタの楽しいジョークと同じように、コールバックは仲間意識を刺激するのだ。

つまりそのジョークの笑いどころがわかる人は、自分も仲間の一員だと実感するからこそ、特別に感じるわけだ。

みんなで笑ったできごとを思い出すと、互いの絆が深まって、満足度が大きくなる。そういうわけで、コールバックは(そしてみんなで笑える内輪のジョークはとくに)グループの絆を深めるのに有効な方法なのだ。

言ってみれば、ひとつ分の値段でふたつ手に入るようなものだ。以前のジョークを思い出してみんなで笑い合う(それによって絆が深まる)だけでなく、それを意外な方法でコールバックとして利用すれば、新たな笑いを生み出すことができる。

(翻訳:神崎朗子)

ジェニファー・アーカー スタンフォード大学ビジネススクール教授、行動心理学者

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Dr. Jennifer Aaker

スタンフォード大学ビジネススクールのゼネラル・アトランティック・プロフェッサーで行動心理学者。目的と意義が個人の選択に及ぼす影響や、テクノロジーが人間の幸福や企業の成長にプラスの影響をもたらす可能性に関する研究の第一人者。博士の研究は『エコノミスト』『ニューヨーク・タイムズ』『ウォールストリート・ジャーナル』『アトランティック』『サイエンス』などの主要紙誌でも紹介されている。Distinguished Scientific Achievement Award(科学部門顕著業績賞)、MBA年間最優秀教授賞などを受賞。

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ナオミ・バグドナス スタンフォード大学ビジネススクール講師、エグゼクティブ・コーチ

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Naomi Bagdonas

スタンフォード大学ビジネススクール講師、エグゼクティブ・コーチ。組織のリーダーやフォーチュン100社、非営利組織などに向けたインタラクティブなセッションを促進し、エグゼクティブやセレブリティが『サタデー・ナイト・ライブ』や『トゥデイ』等の番組に出演する際の指導も行っている。〈アップライト・シチズンズ・ブリゲード・シアター〉で正式なトレーニングを受けたバグドナスは、劇場の舞台に立ってコメディーを実演し、サンフランシスコ郡刑務所では、レジリエンスを高めるための即興コメディーを教えている。

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