リカちゃんキャッスルで見かけた"1人で楽しむ大人の姿"…大人向け「リカちゃん」売り上げ約6倍に拡大のワケ
そこで重視されたのが、1650円(メーカー希望小売価格)という価格とサイズ感だった。手に取りやすい価格帯であること。そして、玩具というより雑貨に近い感覚で扱える大きさであること。「ぷちリカちゃん」は、その両方を満たす形として設計された。
もうひとつの特徴が、ミステリーボックス形式を採用した点だ。どのリカちゃんが入っているかは、開けてからのお楽しみ。この形式は、リカちゃんシリーズとしては初の試みだったという。
「ミニドールという発想自体は以前からあり、企画も数年前から温めてきました。ただ、商品化のタイミングは慎重に見極めてきました。最初からミステリーボックスありきではなく、今後の海外展開を見据えるなかで、海外で流行しているスタイルを取り入れた形です」
結果として選ばれたのが、現在のトレンドと重なるこの時期だった。実際、予約段階でのユーザーの反応は早かった。自社ECサイトでは、サンリオキャラクターズコレクションが発売当日に完売。ナルミヤキャラクターズコレクションも、翌日には完売となった。
筆者も店舗での購入を試み店を回ったが「初日に売り切れました」ばかりで、入手することができなかった。同社によると十分な数量を確保していたが、それでも想定を大きく上回る売れ行きだったそうだ。すでに第2弾についても、「平成レトロ」を意識したコラボが決まっているという。
60歳のリカちゃんは、これからどこへ向かうのか
少子化や遊びの多様化、デジタル化といった環境変化は、今後も続く。
そのなかでリカちゃんが選んでいるのは、役割を固定することではなく、関わり方の幅を広げておくことだ。
最後に、今後のリカちゃんが目指す姿についても伺った。
「リカちゃんは、来年で60周年を迎えます。その節目を前にして、私たちがあらためて目指しているのは、100周年を迎えられるような、長く愛され続ける存在であることです。私たちは、リカちゃんを“遊んで終わるおもちゃ”だとは考えていません。遊びを通して生まれる時間や感情、人との関わりまで含めた価値、いわば“おもちゃのその先”まで含めて、大切にしていきたいと思っています」
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