7歳で読書量多い→11歳で「情緒の問題」少ない。物語を読むほど"人に嫌われることが怖くなくなる"不思議

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

それを続けることで、憧れた物語の登場人物のような人生をいつかは生きていけるようになるかもしれません。物語読書は、行動のための後押しとなり、物語の世界から現実の世界への架け橋となる可能性を秘めています。

つらいことから逃避し、体勢を立て直すための読書

人間関係での失敗、挑戦での挫折……成長の機会だとはいっても、これらは本当につらいものです。つらいときには、再起までの間、逃げる場所が必要です。

十数カ国の8〜13歳の児童に調査を行い、どんな文化にも共通する「子どもたちが読書をする理由」を明らかにしようとした研究があります。

その結果、この年ごろの児童の読書には、

● 効用的機能(教育的、道徳的に成長するために読書をする)
● 楽しみ的機能
● 逃避的機能

の3つがあることが明らかになりました。

このうちの「逃避的機能」とは、気晴らしのため、リラックスするため、個人的な心配事を忘れるために読書をする、といったものを含んでいます。

児童も児童なりに大変なことがあり、そこを凌ぐために読書を活用しているということですね。

私自身は、今よりも子どものころのほうがつらいと感じることが多く、そこからの逃避のために読書に没頭した経験があります。そうしたときには、すでに読んだことがある本を読み返すことが多く、読書によって新しい気づきがあったりするわけでもありません。

次ページ読書は「ワクチン」「行動のきっかけ」「逃避場所」
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事