7歳で読書量多い→11歳で「情緒の問題」少ない。物語を読むほど"人に嫌われることが怖くなくなる"不思議

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予想される他者との葛藤や悩みに対して、その苦しみを和らげ、自ら回復する力を与える……すなわち、物語の読書は「ワクチン」のような役割を果たすということです。

本で人間関係の成功イメージを手に入れる

物語には主人公とそれを取り巻く人々の人間関係が描かれています。

「主人公と仲間たちの関係は素敵だな」「こんな恋愛がしてみたいな」「お互いを認め合ったライバル関係には憧れるな」など、さまざまな形で子どもは人間関係のイメージを持ち、「この登場人物みたいになりたい」という人生のロールモデルをつくっていきます。

人間関係において一歩踏み出す勇気を出すためには、成功するイメージが必要です。例えば、新しく友達をつくろうと声をかけられるかどうかは、どのように声をかければどのような反応が返ってくるかというイメージによって決まります。

結果として、その場では友達づくりがうまくいかなくてもいいのです。

『「叱らない」が子どもを苦しめる』(藪下遊・髙坂康雅、筑摩書房)という書籍では、「思いどおりにならない体験」のことを「世界からの押し返し」と表現し、社会の中で成長していくために必要なものであることを説いています。

重要なのは、自らが行動し、その結果を受け止め、成長することです。

次ページつらいことから逃避し、体勢を立て直す場としての読書
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