転職ストレスが原因!? 50代男性の体内から摘出した「梅干しの種」らしき物体の正体。"軽い鈍痛"から"眠れないほどの痛み"に悪化した病とは

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なぜ、山口さんが自身の胆石を持っているのか、みていこう。

「私が急性胆嚢炎と診断されたのは、49歳のときでした。月1回、高血圧の治療のために通っている内科クリニックで『急性胆嚢炎かもしれない』と相談して、検査を受けたんです」と山口さん。

主治医は、すぐに紹介状を書いてくれた。大学病院は手術の待ち時間が長くなりがちだからと、市中病院の消化器外科を勧められた。受診すると、やはり胆石による急性胆嚢炎で、手術が必要とのことだった。

山口さんが受けたのは、胆石を胆嚢ごと取り除く「胆嚢摘出術」という手術だ。

胆石のサイズは2センチほと。お腹に数ミリの穴を数カ所開け、内視鏡を使って行う「腹腔鏡下手術」を行えるギリギリの大きさだった、とのこと。腹腔鏡下手術は、お腹を大きく切る「開腹手術」より合併症のリスクが低く、手術後の回復も早い。山口さんは医師からそう説明を受けたという。

「その場で入院の手続きを終え、翌週に手術することになりました。不安というより、前日からの絶食と、腸をきれいにするための浣腸がとてもつらかったことを覚えています」(山口さん)

手術は約1時間で無事終了。腹腔鏡下手術のおかげで傷跡もほとんど目立たず、痛みも少なかった。翌日からは少しでも回復が早くなるよう、病室のある吹き抜けのフロアを何周も歩きまわった。

そのときの回診で担当医からもらったのが、前述の胆石だ。

自分の体の中にあった胆石。こういうものは後生、大事に取っておくものかどうかわからないが、山口さんは「なんとなく捨てられなくて、今まで持っていた」と言う。そのうえで「こうして取材で他人に見せるとは思っていなかった」と、照れた様子を見せた。

なぜ「急性胆嚢炎」と気付いたか

ところで、山口さんが急性胆嚢炎と気付いたのは、なぜか。

「実は、それまでの健康診断のたびに胆石があることを指摘されていたんです。ただ、そのサイズは2〜3ミリと小さくて、経過観察でいいとのこと。その年も4月に健康診断を受けたところ、同じように言わていました」(山口さん)

その後の6月、山口さんは別の会社へと転職し、忙しく過ごした。

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