プロデューサーは、主役になる仕事ではありません。「主役が生まれ続ける環境」をつくる仕事だと、今は思っています。
自分が前に出続ける限り、人は育たない。自分が降りたときに初めて、人は動き始める。それはきれいな話ではなく、現場で何度も失敗して学んだ、かなり現実的な結論です。
人を動かしたいなら、まず自分が降りる。
ここでいう「降りる」とは、リーダーを辞めることではありません。前に立ち続けるのをやめ、すべてを自分で決めるのをやめ、主役でいようとするのをやめるということです。
これは勇気のいる選択ですし、怖さもあります。でも、その怖さを引き受けた先にしか、長く続くプロジェクトはありません。
自分の「立ち位置」を変えるタイミングかもしれない
もし今、あなたがすべてを背負って苦しくなっているなら、それは能力の問題ではなく、「立ち位置」を変えるタイミングなのかもしれません。
自分が一歩引き、場を整える側に回ったとき、現場は初めて本当の意味で動き出します。
そしてそのとき、プロジェクトは「誰かの努力」で回るものではなく、「仕組み」で回るものに変わります。
人を動かすというのは、人を変えることではありません。自分の「立ち位置」を変えることです。
その選択ができたとき、プロジェクトは「個人の努力」から「持続可能な仕組み」に変わります。
