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オリックス、象徴だった「持つ経営」が岐路に/カタール投資庁との巨額ファンドが持たざる経営への試金石

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自己勘定で投資をしてきたオリックスにとって、日本に特化したPEファンドの組成は初めて。握手を交わす高橋英丈社長(右)とカタール投資庁のモハメド・ソワイディCEO(記者撮影)

17兆円――。9月末、オリックスの総資産が過去最高を更新した。事業の入れ替えを行いつつも毎年5000億円から1兆円を上積みし、この半年間だけでも7000億円以上増えた。祖業のリースを筆頭に航空機や不動産、PE(プライベート・エクイティー)投資などに事業を拡大し、今や大手地銀をも凌駕する規模になった。

ところが、足元で同社の象徴だった「持つ経営」が岐路に立っている。

初のPEファンド組成の意図

「オリックスとして国内初のPEファンドだ」。高橋英丈社長はそう意義を説く。

「緊急記者会見のご案内」。11月11日、浜松町駅前のオリックス本社で慌ただしく開かれた会見には、オリックス役員に加えて2名のゲストが登壇した。カタール投資庁(QIA)のCEO(最高経営責任者)などだ。

この日、オリックスとQIAは日本国内に特化したPEファンドを組成すると発表した。両者が総額25億ドル(約3700億円)の資金を拠出する。企業買収時の融資を組み合わせた総額は1兆円規模に達する可能性がある。

PE投資はオリックスのお家芸だ。今年4月にはカプセルトイ専門店のルルアークを買収した。これまでの投資実績は32件。いずれも自社のバランスシート上で行う「自己勘定」だ。

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