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「仕事が終わらない喜び」もある…自己の全存在を賭けるべき仕事について語る、大作家・安部公房の難解かつ奥深い名言

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「消しゴムで書く」『安部公房全集20』/新潮社

この安部公房の言葉は、なかなかわかりにくい。

安部公房は世界的に有名な小説家で、ノーベル文学賞の有力候補だったともいわれる。代表作に『砂の女』『他人の顔』『燃えつきた地図』『箱男』『密会』『笑う月』などがある。

「言語表現」に「不信」と「絶望」を抱いている

NHK「ラジオ深夜便」の人気コーナー「絶望名言」に出演中の文学紹介者が、ビジネスと人生の“絶望”に効く名言を毎週お届けする。【火曜日更新】

小説家だから、言語で表現するのが仕事だ。それなのに「言語表現」に「不信」と「絶望」を抱いているというのだ。もしあなたが何かの商品を作っている、あるいは売っているとして、その商品に「不信」や「絶望」を抱いているとしたら、どうだろう? それでも作るのが仕事だし、それでも売るのが腕の見せどころという人もいるかもしれない。しかし、それを買うほうはたまったものではないし、やはり「これは良い商品で、買った人のためになる!」という自信と希望を持てるほうが、仕事のしがいがあるだろう。

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【「不信と絶望」があるからこそ】

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