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著者はクリティカル・リーディングを「テキストに含まれる論証部分を取り出し、それぞれの根拠や主張・結論を見定め、論証間の関係を検討したうえで、テキストに対して自ら新しい疑問を発する読み方」と定義する。そこでポイントとなるのが「論証」という技術であり、このスキルこそ現代社会に必要とされるものであると強調。こうした作業を通して、日本の国語教育ではなかなか身に付かない「推論する力」や「批判的思考力」を養うことができると指摘する。
評論から新聞記事までを素材に、思考がどう論理的に表現されているかを解説。論証の基本構造を明らかにし、レトリックに惑わされずに本質を見抜く方法を伝授する。
NHK出版新書 861円
