写真集が売れに売れ、ラジオもリスナー多数 お笑いコンビ「マユリカ」はなぜ人気なのか? 有名女優もファンを公言

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例えば阪本の推しであるモーニング娘。'22(当時)の野中美希がサプライズ出演し、動揺して阪本が固まってしまう回は微笑ましいものがあったし、今年3月に『マユリカとおねだりフルーツジッパー』(テレビ朝日)が終了した話題をきっかけに、なぜか3週連続で号泣する中谷とそれに興ざめする阪本のコントラストには腹を抱えて笑った。

一方で、阪本が中谷に34歳の誕生日プレゼントとして贈ったラブドールを巡り、「収録中に謎の声が入った」「霊能力者によると、名前はカワシマサユリ」といったトピックが誕生。翌年35歳の誕生日には、「便の回数が多い」という中谷の悩みを解決するため、排泄発信灯(ランプの色は、赤=大便、黄色=小便、緑=屁を示す)をプレゼントし、これを受けて中谷が自宅からライブ配信を行い好評を博したこともある。

さらには、こうした一連の企画が今年2月開催のラジオイベント『部屋と捨て猫とさゆり〜赤いランプが光ったら警備員出動の合図やからねぇ〜』につながり、配信チケットが1万7000枚を突破する大ヒットを記録。そのほかのイベント、単独ライブの配信チケットも好調な売れ行きを見せている。

江口のりこもファンを公言

マユリカのファンを公言する女優・江口のりこは、昨年公開された映画『愛に乱暴』(東京テアトル)の舞台挨拶の中で「前向きで、キラキラして、希望に満ち溢れてるみたいな感じじゃないから、それが私は信用できる」と、その魅力を語っていた。

2023年4月の東京進出、M-1の敗者復活戦や決勝進出など、たびたび注目を浴びるタイミングはあったが、やはりふたりが支持される中核にはラジオがあるのではないか。

鈴木 旭 ライター/お笑い研究家

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Akira Suzuki

2001年から東京を拠点にエモーショナル・ハードコア/ポストロックバンドのギターとして3年半活動。脱退後、制作会社で放送作家、個人で芸人コンビとの合同コント制作、トークライブのサポート、ネットラジオの構成・編集などの経験を経てライターに転向。現在、『withnews』『文春オンライン』『現代ビジネス』『FRIDAYデジタル』といったウェブ媒体、『週刊プレイボーイ』(集英社)などの紙媒体で記事執筆中。著書に著名人6名のインタビュー、番組スタッフの声、独自の考察をまとめた『志村けん論』(朝日新聞出版)がある。

 

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