2025年最新版!「難関業種に強い大学」ランキング①。外資コンサルや5大商社への就職が多いのは?

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早稲田大学はとくに不動産企業への就職に強い (写真:yu_photo/PIXTA)
18歳人口が急減する日本。オンラインなど多様な学びが広がる中、日本の大学は今後どう変わっていくのか? そして、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?
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大学生の売り手市場が続き、就職先にこだわらなければ大半の学生が就職できる時代だ。そのため現状、一般企業を含めた実就職率の比較で大学の実力を測るのは難しい。そこで、大学生の人気が高い有名企業や資格取得が前提となる専門職といった、ハードルが高い職業の就職状況から、カテゴリーごとに「大学の真の実力」を検証していく。

一橋大学や早慶の就職者数上位企業の特徴は外資コンサルティング企業が多いこと。これは近年の難関大全体の傾向でもあり、下表の「難関業種に強い大学ランキング」の「外資コンサルティング」を見ると、慶應義塾大、早稲田大、東京大学、京都大学などが上位を占める。学生自身が成長できる場と捉えていることに加え、採用数が増加していることも難関大生からの人気が高い要因となっている。

規模が小さな大学はランキング上位に入りにくいが、「外資コンサルティング」の就職率に注目すると、9位の一橋大(4.4%)や20位の国際基督教大学(4.6%)の学生は、高い割合で就職している。外資コンサル業務で情報関連案件が増えていることから、東京科学大(12位)や東京理科大(15位)といった工科系大学も入っている。

難関大卒中心の5大商社

「5大商社」のランキング上位は、1位から4位までは「外資コンサルティング」と同じ。自身の成長と高い給与水準のバランスが取れている点は、商社と外資コンサルの共通項だ。この2業種を志望する学生は多く、ランキングが重なる要因となっている。

マンションや商業施設など、さまざまな不動産を開発・提供することにやりがいを感じる難関大生は多い。「不動産」も1位から4位まで、「外資コンサルティング」や「5大商社」と同じ大学が並ぶ。

キャリアを重ねていくうえで役立つ金融知識が身に付く「メガバンク」も難関大生の人気業種だが、大学の設置者別の構成比は異なる。前出の3業種は国公立大が半数以上を占めるのに対し、「メガバンク」は6大学と少ない。国公立大に比べると文系学部の定員規模が大きいことが、多くの私立大がランクインする要因となっているようだ。

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