「人生最後のチャンスかもしれない⋯」高卒から学内塾経営者に転身できた「どん底生活」という"最大の武器"
今、高田氏は学内塾の教員として活動するだけでなく、各学校がある地域の教育委員会から特別免許を交付されることで正式な教員として教壇に立っている。
高卒で教職課程も得ておらず、正規のルートで教員免許も取得していない異色の先生。けれども、生徒の人気は断トツで高く、保護者からの信頼も厚い。
「授業がめちゃめちゃおもしろい。最初から最後まで飽きないから1時間があっという間」「高田先生に教えてもらってはじめて理解できた」という声も多い。

「どん底でもがき苦しんだ経験」が財産に
また「高田先生になら話せる」と誰にも言えない悩みを打ち明ける生徒も多いという。
決して褒められた過去ではない。だが、どん底でもがき苦しんだ経験が、学校での問題と向き合うための何よりの財産となっている。
今、高田氏は後進の育成に力を注いでいる。
当たり前であるが、高田氏のような経験を持つ者などほとんどいない。むしろ自分よりも学歴で優秀な人材ばかりだ。けれども、まだ自分の代わりにはなれない。
だからこそ、経営者であり教育者であることを続ける。
たんなる塾講師ではなく高田氏は、生涯「一先生」でありつづけるであろう。
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