「座ったまま握手」「スマホをぽちぽち」ダメすぎた石破首相の外交…《G7サミット》で今からでも巻き返せる「7つの方法」
では、どのような点に気をつければよいのか。
G7のような首脳級の外交の場では、「場慣れ感」がきわめて重要とされている。この場慣れ感とは、過剰に緊張することもなく、また力んで「自分を大きく見せよう」とする様子もなく、自然体でありながら堂々とした佇まいを保つことを意味する。
欧米諸国のリーダーたちの多くは、この「演出された自然さ」を徹底的に訓練している。
反対に、ぎこちない笑顔や衣服の乱れ、さらには他の首脳との交流を自ら控えてしまう態度は、国際舞台において「場に溶け込めていない印象」といった評価につながりやすい。石破首相の過去の動きや報道写真からは、こうした「場慣れ感」の不足がしばしば指摘されてきた。

石破首相が今からでも取るべき「7つの演出ポイント」
① 集合写真時の「佇まい」を意識
肩の力を抜きつつ軸を立て、膝裏をしっかりと伸ばして両足の接地を意識する。手の位置は前で組まず、体の側面に沿わせて自然に垂らす形が望ましい。
写真は「後に世界中に拡散される公式な国の姿」ととらえ、瞬間ごとに見られている意識を保つことが重要。カメラマンの「撮ります」という掛け声の有無にかかわらず、常に公的な撮影が行われている想定で、表情と手の位置、姿勢の“初期設定”をあらかじめ作っておき、意識的に保つことが望ましい。
② 握手や交流時の「頭と目線」に注意
頭部は垂直を保ち、視線は穏やかに相手の目に向ける。握手時にわずかに体を相手に向け、「あなたとの交流を大切にしている」という姿勢を示す。笑顔は必ず目元からにじませること。カメラが同時に撮影している場面では、相手と視線を合わせつつ時折カメラ側にも柔らかい視線を送る練習を事前に行っておきたい。
③ 非発言時の表情も管理
発言のないときでも、前出の「デュシェンヌ・スマイル」に近い柔らかな表情を基本とする。場の空気が引き締まる局面でも、無表情・険しい顔にはならないよう意識する。下から覗き込むような視線になると印象が陰鬱に映りやすいため、水平よりやや上寄りの目線を保つことが重要。
①と同様に、カメラマンの「撮ります」という掛け声の有無にかかわらず、常に公的な撮影が行われている想定で表情の“初期設定”を整えておくとよい。
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