「採算取れるの?」→まさかの回答が…ゲーム世界をリアルに再現!「ドラゴンクエストウォーク」イベントで見えた”凄まじいこだわり”

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このゲームは手ブラ・フルオートでプレイできる(ポケモンGOでもフルオートプレイ可能だが別売機器が必要)ため、スマホに目線を落とすことなく楽しめる。

そういった面で、さまざまなアトラクションを全力で準備して楽しませる「ドラゴンクエストウォーク」は、位置情報ゲームの中でもリアルイベント向きといえるだろう。 

エスコンフィールドの名物「シャウエッセンホットドッグ」と「ぐるぐるシャウエッセン」。特製レモンサワーとともに(筆者撮影) 

ゲームを運営するスクウェア・エニックスの方にお話を伺ったところ、4回目の開催となるリアルイベントには、チケットの販売ベースで約7000人が参加しているとのこと。

さらに、会場となるエスコンフィールドの一帯には、週末には1日1万人もの来場者が普段から訪れているため、だいたい2万人近くがボールパークに滞在していることになる。 

参加者は飲食店街のラーメンやお寿司、日本ハム直営フードホールなどで絶品のグルメを楽しんだようで、球場名物「シャウエッセンホットドッグ」を販売していた方は「お待たせしてすいません! 試合がない日にこんな大行列ができることはないんですけど……」と本音をこぼされていた。 

また、1日数回開催されるスタジアムツアーも、「ゲームイベントで来られている方~!」とのファイターズガール(案内役)の呼びかけにほぼ全員が手を挙げるなど、「ドラゴンクエストウォーク」プレイヤーはボールパークに、しっかり経済効果をもたらしているようだ。

球場のツアーガイドの方とゲームファンの会話も盛り上がった(筆者撮影) 

スクウェア・エニックスにどんな利益が?

しかし、場内を見渡す限り不思議な点に気づいた。ゲームを運営するスクウェア・エニックスに利益があるようには、どうも見えないのだ。 

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