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半導体とソフトウェアの二刀流で絶好調の「ブロードコム」。“AI半導体の王者”エヌビディアとの違い
AI市場の動向も追い風だ。これまではモデルの「学習」に活用される汎用GPUへの投資が先行してきたが、モデルを活用して答えを出す「推論」に適したAI向けASICの需要が伸びる見通しが出ている。
さらにブロードコムはデータセンター向けネットワーク半導体で世界首位級の地位を築き、これも成長の柱となっている。つまり同社はクラウド向けAI半導体(演算)とネットワーク(通信)の両面で強みを持ち、AIの「推論」需要が増える中で効率化を求められるAIデータセンター需要を幅広く取り込む体制を整えているのだ。
ソフト部門は利益率76%
ブロードコムの成長戦略のもう1つの特徴は、VMwareの買収によって、サイバーセキュリティーなど法人向けソフトウェア事業を取り込んだ点だ。
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