「なぜ外食株は日本が誇る有望投資先なのか?」《80銘柄・3億円》保有する個人投資家が挙げる納得の理由
第1に、外食産業は、人口減少で縮んでいくわが国に残された、数少ない有望業種です。日本企業が長期的に成長・発展するには外需の取り込みが必須で、外食産業は有利なポジションにあるからです。
外需というと、誰もがまず思い浮かべるのが、製造業の製品輸出でしょう。しかし、絶対王者とされるトヨタですら将来に暗雲が漂っている通り、製品輸出によってグローバル市場で勝ち続けるのは、容易なことではありません。
海外からの評価が高まっている
一方、日本の食に対する評価が、世界的に高まっています。高級和食はもちろんですが、ローカルの店と比べて差が大きいのは、B級グルメ。サイゼリヤが利益の大半をアジア市場で稼いでいる通り、質の高い日本のB級グルメは、今後グローバル市場を席巻するでしょう。
もう一つの外需がインバウンド。いま日本では、インバウンド需要が盛り上がっており、外食産業は大きな恩恵を受けています。中でも、B級グルメを提供する外食チェーンは、インバウンド需要の取り込みに有利なポジションにあります。
我々日本人は、訪日外国人に「せっかくだから、回らない寿司屋でホンモノを味わってほしい」と考えます。しかし、訪日外国人にとって本格的な寿司屋は、入りづらい・注文が面倒・作法がわからない・高いということで、フレンドリーではありません。
その点、開催中の大阪万博でくら寿司が人気を博しているように、気軽に和食を楽しめる外食チェーンは、訪日外国人にとってありがたい存在です。いま、外食チェーン各社はインバウンド需要の取り込みに知恵を絞っており、今後も大きな成果が期待できそうです。
このように、グローバル市場とインバウンド需要の両方を取り込める外食産業は、将来にわたって成長を期待できる、個人投資家にとって最高の有望業種なのです。
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