【世界の名車を手がけた巨匠ジウジアーロ渾身のデザイン】3000万円オーバーの超高級キャンピングカー、ライカ「クレオスL5009」の衝撃

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オートモビル カウンシル2025の会場に展示されていたライカ「クレオL5009」
オートモビル カウンシル2025の会場に展示されていたライカ「クレオスL5009」(筆者撮影)

一方、そのジウジアーロ氏がデザインを担当したのが、ライカの手がけるクレオスL5009だ。ライカというキャンピングカー・メーカーを知る人は、国内にさほど多くないだろう。余談だが、日本でライカといえば、老舗カメラメーカーを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。だが、あちらの綴りは「Leica」で、発祥はドイツ。一方、キャンピングカーのライカは、「LAIKA」という綴りで、1964年にイタリアで設立された。

創業当時から優美さを際立たせたイタリアンデザインを特徴とするキャンピングカーを手がけている同社。現在は、世界三大キャンピングカーグループのひとつで、ドイツを拠点とする老舗メーカー「アーウィン・ハイマー・グループ(Erwin Hymer Group)」傘下に統合され、独自のデザインを展開する。しかも、近年のモデルでは、ドイツを拠点としてきたアーウィン・ハイマー・グループが培った高い品質や信頼性なども加味。より商品力を高めたことで、今や同グループ中で最もラグジュアリーなポジションを確立しているメーカーとなっているという。

クレオスL5009の特徴

クレオL5009のインテリア
クレオスL5009のインテリア(写真:トイファクトリー)

そうしたライカ・ブランドの中でも、最もラグジュアリーなモデルといえるのがクレオスL5009。ジウジアーロ氏は、内装、外装ともにデザインを担当したという。

ベース車となっているのは、フィアットの商用バン「デュカト」。欧州製キャンピングカーの多くに使われているモデルだ。クレオスL5009は、それをベースに、キャビン部(居住スペース)などを架装し、全長8m級の巨大なボディを実現。欧米など海外では「クラスAモーターホーム」と呼ばれるジャンルに属するモデルだ。

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