年齢が低いほどスマホは悪影響? 子どもはスケジュールで縛った方がいい? 「シュタイナー教育」で考える!理想的な成育環境の整え方

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

日常生活のスケジュールが定まると、子どもは「今はこのおもちゃで自由に遊んでいい」とわかるようになります。室内遊びがどれくらいの時間続くのかということも、だんだん身体の感覚でわかるようになります。

そのため、「もう、お片付けだよ」と言われれば、自分でも「そうだと思っていた」と感じるようになるのです。そう思えれば、「楽しい遊びを、いきなり打ち切られた」という気持ちにはなりにくくなります。

心の準備ができるようになるのですね。

そうなると、怒られることもぐっと減っていきます。

生活の中でやっていいことばかりに包まれれば、やはり子どもも楽しいですし、いつもご機嫌で過ごせるようになります。

そうすれば、どんどんプラスの行動をする子に育っていくものです。

周りと比較せずその子自身を伸ばす

一番大切な環境は、親御さんご自身です。

親が子どもをしっかりと見て、子どもが必要としている教育が何かを判断することができれば、子どもはすくすくと育っていきます。

そのためにはお子さんのことをよく観察し、「この子は今、どのような時期にあるのか。何が発達する時期なのか」を知ることです。

「今必要なものは何か。必要でないものは何か」を考えること。

「1歳だから」「3歳だから」という基準ではなく、大切なのは「この子だから」という基準です。

親はついつい、きょうだいや周りの友達と比較し、ダメ出しをしてしまいます。頭の中にいる「理想の子ども」と比較してしまう方もいます。

例えば、花にはたくさんの種類があり、その花が好む環境も違います。

色や匂いや形は、その種が持って生まれたもので、いくら土壌を変えても花の種類が変わることはありません。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事