年齢が低いほどスマホは悪影響? 子どもはスケジュールで縛った方がいい? 「シュタイナー教育」で考える!理想的な成育環境の整え方
日常生活のスケジュールが定まると、子どもは「今はこのおもちゃで自由に遊んでいい」とわかるようになります。室内遊びがどれくらいの時間続くのかということも、だんだん身体の感覚でわかるようになります。
そのため、「もう、お片付けだよ」と言われれば、自分でも「そうだと思っていた」と感じるようになるのです。そう思えれば、「楽しい遊びを、いきなり打ち切られた」という気持ちにはなりにくくなります。
心の準備ができるようになるのですね。
そうなると、怒られることもぐっと減っていきます。
生活の中でやっていいことばかりに包まれれば、やはり子どもも楽しいですし、いつもご機嫌で過ごせるようになります。
そうすれば、どんどんプラスの行動をする子に育っていくものです。
周りと比較せずその子自身を伸ばす
一番大切な環境は、親御さんご自身です。
親が子どもをしっかりと見て、子どもが必要としている教育が何かを判断することができれば、子どもはすくすくと育っていきます。
そのためにはお子さんのことをよく観察し、「この子は今、どのような時期にあるのか。何が発達する時期なのか」を知ることです。
「今必要なものは何か。必要でないものは何か」を考えること。
「1歳だから」「3歳だから」という基準ではなく、大切なのは「この子だから」という基準です。
親はついつい、きょうだいや周りの友達と比較し、ダメ出しをしてしまいます。頭の中にいる「理想の子ども」と比較してしまう方もいます。
例えば、花にはたくさんの種類があり、その花が好む環境も違います。
色や匂いや形は、その種が持って生まれたもので、いくら土壌を変えても花の種類が変わることはありません。
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