年齢が低いほどスマホは悪影響? 子どもはスケジュールで縛った方がいい? 「シュタイナー教育」で考える!理想的な成育環境の整え方

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親の役割は、その子が持って生まれた宝物をうまく引き出すことができるように、環境を整えることです。その子の持っているいいものを引き出すこと。 

それがシュタイナー教育の原点です。

一斉課題ではなく、個人の「やりたい」を優先する

シュタイナー教育では、何かを一斉にさせるということはありません。

もちろん「外遊びの時間」などというように、場所と時間の区切りはありますが、子どもたちはめいめいに遊んでいます。「室内遊びの時間」も同じです。

絵を描いている子もいれば、おままごとをしている子もいます。先生のお手伝いをしている子もいます。

これは「やらせる」のではなく、「やりたい!」を優先した結果です。

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子どもは楽しみながらしか、学ぶことはできません。子どものやる気を最大限に引き出すためには、子どもがやりたいことをやらせるのが一番いいのです。

とはいえ、いつも室内遊びばかりで外遊びをしたくない、ということになると困りますよね。

そのようなときには、一緒に公園に行き、抱っこしてベンチに座ることから始めてもいいでしょう。

「今日はいい風が吹いているね」「暖かくて気持ちいいね」とお話するのもいいですね。帰り道に歩きながら、どんぐりでも拾えたら最高です。

少し慣れてきたら、一緒に砂場で遊んだり、遊具を使ってみましょう。そのうちに、親がベンチで座っていても、一人で遊具に向かって走って行くようになるはずです。

赤川 幸子 こどもとくらし代表取締役

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あかがわ ゆきこ / Yukiko Akagawa

広尾シュタイナーこども園・高輪シュタイナーこども園園長。 短期大学卒業後、国際線客室乗務員として7年間勤務。その後結婚、出産。区立・私立幼稚園非常勤職員、区立・私立保育園非常勤職員、保育ママ、産後ケアのベビーシッターと保育業界のあらゆる職種で約10年経験を重ね、夫婦共働きでの子育てに奮闘してきた。 子育て中にシュタイナー教育の本と出会い、シュタイナーの教育観が自身の子育て観と合致する部分が多く、シュタイナー教育の道を志すようになった。『都会に生まれ育つこどもにこそ、シュタイナー教育を』の思いから、2008年東京都港区に高輪シュタイナーこども園、2011年には広尾シュタイナーこども園を開園。 その他に、親子クラスや親子キャンプ、畑と野原遊びの会等、親子でくらしを楽しめる企画を開催している。無料メルマガ配信中(登録者2000人超)。
 

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