年齢が低いほどスマホは悪影響? 子どもはスケジュールで縛った方がいい? 「シュタイナー教育」で考える!理想的な成育環境の整え方

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もちろん周囲の大人も環境の一部です。

物事を伝えるときには余計な理由を足すことなく、最小限の言葉を使うようにしています。

園には、デジタル機器は一切ありません。

タブレットやスマートフォンによる子どもの成長過程での悪影響は、年齢が低いほど大きくなります。

デジタル化された映像や音の過度な刺激に子どもは熱中しますが、これはすべて受け身の刺激。意志を育てている最中の幼児期には、可能な限り避けるようにしたいものです。

デジタル機器は、例えば布で覆って隠しておくなど、子どもの目に触れないようにするといいでしょう。

園にデジタル機器がなくても、ご家庭でそれらのものに囲まれていたとしたら、結局はかなり長い時間をデジタル機器にさらされることになってしまいます。

可能な限り、収納の工夫で隠したり、一箇所にまとめて子どもが勝手に手に取れないようにするなどしましょう。

シュタイナー教育は、一見「ダメ」なことばかり!?

シュタイナー教育は「あれこれとダメなことばかりで、窮屈な子育てになるのでは……」と心配する方もいます。

それは、ダメなのではなく、その時々で必要なものとそうでないものを、はっきりとさせているのです。

デジタル機器を含め、赤ちゃんに危険と思われるもの、実際に危険なものは、遠ざけておいたほうが賢明です。

赤ちゃんが携帯やタブレットなどのデジタル機器と接するようになったのは、ほんの十数年前のことです。

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