自立した子どもを育てるために「昔の生活」が重要な理由 著名人も受けた「シュタイナー教育」のイロハとは
子どもが生まれてから成人するまでの約20年間を3つの段階に分け、その発達段階に合わせた教育をすることとなっています。
子どもは一度に、すべての能力が少しずつ育つわけではありません。子どもの能力の発達は、7年ごとに次の3つに分けられるとシュタイナー教育では考えます。
私たちはなんとなく、身体も心も頭も、同時に少しずつ育っていくのではないかと感じています。しかし、シュタイナー教育では、これらの発達の時期に差があると考えています。
幼児期に当たる最初の7年は、身体を通して意志を育む時期。次の小学校から中学校の半ばまでは、心を使って感情を育む時期。そしてその後は、頭を使って思考を育む時期としています。
そしてこの時期に身体を使って意志がある子に育てることができれば、その後の発達はかなりスムーズにいくと考えます。
世界に広がるシュタイナー教育
最初のシュタイナー学校「自由ヴァルドルフ学校」は1919年に設立されましたが、その後次々にシュタイナー校が開校されました。
現在では、シュタイナー学校や幼稚園はドイツだけでなく全世界に展開しています。
ドイツでは一般的な教育の1つで、ヨーロッパでもかなり広がっています。
しかし、日本はまだまだです。学校は少なく、幼稚園が多いのも特徴です。
反対にオーストラリアは、学校教育から始まりだんだんと下の年齢に下りていったという流れがあり、60が学校、26が幼稚園となっています。
ブラジルには、スラム街で開かれたシュタイナー教育で有名な幼稚園があります。シュタイナー教育の取り入れ方も広がり方も、国によって違いがあります。
シュタイナー自身が始めたのは小中一貫校でした。
現在の幼稚園におけるシュタイナー教育は、学校教育で述べられていることを紐解きながら幼稚園へと下ろし、実践されています。
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