「老化が進みやすい親」と「進みにくい親」どこが違う?「こんなにも老いるスピードが違うなんて…」娘が両親の様子に驚いた理由とは

✎ 1〜 ✎ 34 ✎ 35 ✎ 36 ✎ 37
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

フレイルとは「病気ではないけれど、年齢を重ねるにつれて全身の筋力や心身の活力が低下している状態」のこと。

心身の機能は年齢とともに少しずつ落ちていきますが、ある時点を過ぎると元に戻れなくなり、寝たきりのリスクが一気に高まります。ですから、そのラインをできるだけ超えないようにするのが、とても大事になります。

フレイル予防の三本柱

フレイル予防の三本柱といわれているのが、食事、運動、そして人と交流する社会参加です。なかでも社会参加はうつや認知症のリスク、また要支援・要介護になるリスクを下げることが、さまざまな調査結果から明らかになっています。

この連載の一覧はこちら

介護予防というと構えてしまう部分もあるかもしれませんが、人との交流が生きがいにつながることもあります。そして何歳からでも気持ちの持ちようと工夫次第で、フレイルを予防したり、身体機能を回復させたりすることは可能です。

元気でいきいきと生活するためにも、意識的に社会参加や交流の機会を持とうとする姿勢を大切にしてほしいと思います。

(構成:ライター・松岡かすみ)

中村 明澄 向日葵クリニック院長 在宅医療専門医 緩和医療専門医 家庭医療専門医

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

なかむら あすみ / Asumi Nakamura

2000年、東京女子医科大学卒業。国立病院機構東京医療センター総合内科、筑波大学附属病院総合診療科を経て、2012年8月より千葉市の在宅医療を担う向日葵ホームクリニックを継承。2017年11月より千葉県八千代市に移転し「向日葵クリニック」として新規開業。訪問看護ステーション「向日葵ナースステーション」・緩和ケアの専門施設「メディカルホームKuKuRu」を併設。病院、特別支援学校、高齢者の福祉施設などで、ミュージカルの上演をしているNPO法人キャトル・リーフも理事長として運営。近著に『在宅医が伝えたい 「幸せな最期」を過ごすために大切な21のこと』(講談社+α新書)。

 

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事