マスク氏、人工知能企業「xAI」向けに50億ドル(約7100億円)の社債発行へ-政治と距離を置き経営に専念する意向

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(写真:ブルームバーグ)

イーロン・マスク氏は、自身の人工知能(AI)企業xAI向けに50億ドル(約7100億円)の社債を発行する。政治活動から距離を置き、自身の企業経営に軸足を戻す中で行う資金調達の一環だ。

事情に詳しい関係者によると、米モルガン・スタンレーが投資家の需要を探る作業を進めている。マスク氏はテネシー州メンフィスで大規模データセンターの整備を進めており、今回の社債発行はAIインフラへの積極的な投資を後押しする可能性がある。

マスク氏は先週、政治の表舞台から退く意向を表明し、経営に再び集中する姿勢を明確にした。同氏は2024年米大統領選でトランプ米大統領の選挙戦を支援し、資金面でも大きな後ろ盾となっていた。ここ数カ月はトランプ氏の上級顧問として活動し、大統領と行動を共にする場面も多かった。

また2日には、マスク氏が率いる脳インプラント開発会社ニューラリンクが6億5000万ドルの資金を確保した。さらに、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、xAIでは3億ドル規模の株式売り出しも実施される。

関係者の話によると、今回の社債にはタームローンB、固定金利タームローン、担保付き優先社債が含まれ、調達資金は一般的な事業目的に充てられる予定。投資家の申し込み期限は6月17日に設定している。

xAIの広報担当者はコメントを控えた。モルガン・スタンレーも現時点でコメントしていない。

著者:Jeannine Amodeo

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