「50代はありのままの自分で楽しみたい」、渡辺満里奈さんが語る更年期と家族の絆。夫・名倉潤さんとの関係「大切にしているのは対話」
「私と娘がやり合っているとき、夫はハラハラしながら見守っている立場でした(笑)。喧嘩が終わって娘が寝たあと、私が泣きながら夫に話を聞いてもらうことも多かったです。
そういうとき、夫はいつも『ママは間違っていない、大丈夫』と言ってくれました。たぶん、私がどうしたいのかをわかってくれていたので、アドバイスをするよりも『いつか変わるときがくる』と励ましてくれていたのだと思います」
50代は「ありのままの私で楽しみたい」
今年5月に結婚20周年を迎えた渡辺さん。夫婦それぞれに悩みを抱えたときもあるはずだ。そんな時期をお互いにどう支え合ってきたのだろう。
「夫はあまり弱音を吐いたりしないのですが、つらそうな時期はとにかく夫の話をよく聞くようにしていました。そういうときは私自身も、なんでも話せる関係の友達に、話をよく聞いてもらいました。自分1人ですべてを受け止めていたら、共倒れしていたかもしれません。気持ちを吐き出せる友達の存在がありがたかったです。
お仕事関係のスタッフの方々を含め、周りの方に認知してもらうことが、何よりも心の安心につながったと思っています。孤軍奮闘はつらすぎるので、例えば更年期に関しても、女性だけでなく男性の理解も深まることが、当事者の気持ちを楽にしてくれるんじゃないかなと思います」

夫婦円満の秘訣は、「対話をすること」だと渡辺さんは考えている。
「夫の発言に対してモヤモヤしたらそのままにせず、あとで『あのときの発言だけど、どういうつもりで言ったの?』と話をします。夫は、『面倒な話題が出た』という顔をするのですが(笑)。
『私はあのときすごく嫌だったんだよ』と伝えます。何も言わないままにしておくと、修復に時間がかかってしまったり、修復が不可能になってしまうかもしれないので、お互いに、なるべく話すようにする努力を重ねてきました」
50代からは、「なるべく正直に自分と向き合っていきたい」という渡辺さん。
「できるだけ包み隠さずに、自分のことを発信していきたいです。それが誰かの元気や、肩の力を抜くことにつながったりするかもしれないので。
50代に入ってからは、毎日ワクワクしています。今までは出かけたりすると、子どもたちの心配ばかりしていました。でも、これからは罪悪感を持つのはやめて、自分ファーストでいこうと。若い頃のように格好をつける必要もなく、ありのままでいられるのが心地いいですね」
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