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【Gクラスの電動化は正常進化】メルセデス・ベンツ「G 580 with EQ Technology」がHEVやPHEVではなく、BEVを選択した意図

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116kWhのバッテリーをフレームの内側に搭載し、システム最高出力432kW、最大トルク1164Nmと超ド級のパワーで3120kgの車体を走らせる(筆者撮影)

2030年代早めに全ラインナップの半数以上を、プラグインハイブリッドを含めて電動化する計画を同社では立てている。「EV化へ向け、市場の環境が許す限り、お客様のニーズを最優先にしながら、電気自動車、プラグインハイブリッドやISG(インテグレーレッド スターター ジェネレーター)などの電動技術を用いた内燃エンジンも提供していく」という方針が発表されているのだ。

あえてBEVという選択

最低地上高は250mmで、G400d(230mm)よりグラウンドクリアランスがある(筆者撮影)

Gクラスの場合は、ハイブリッドやプラグインハイブリッドを飛び越え、いきなりバッテリー駆動のBEV(バッテリー駆動のEV)とした。それには大きな理由がある。カーボンニュートラル化を目指すのもひとつだが、性能的な意味が大きいという。4つのモーターで各輪の駆動力を制御することで、オフロードでの性能をより引き上げられたのが、電動化の福音とされている。

GクラスはなにをもってGクラスなのか。クライアントはGクラスに何を求めているか、ということなのだが、メルセデス・ベンツでは、オフロード性能とデザインに注目してきた。

これまでも、たとえばフロントサスペンションが独立懸架となった2018年の大きなマイナーチェンジ時も、エクステリアデザインやインテリアデザインは、従来のイメージをしっかり維持する方向での変更に留まった。

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【新しくする部分と変わらないGクラスの姿】

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