新型輸入車を集めた「第45回輸入車試乗会」が2026年も開催された。事前にリストから試乗したい車両を選び事務局に申請する方式で、ドライバー1名あたり5台の試乗ができる。
今回はテスラとGM(アメリカ)、フォルクスワーゲン(ドイツ)、ボルボ(スウェーデン)のBEV(電気自動車)で4台と、ポルシェ(ドイツ)のICEV(内燃機関車)1台の合計5台に試乗した。
BEVの特徴である「静かさ」と「速さ」
筆者は恵まれたことにプロトタイプを含めると30年以上、BEVの試乗を行ってきた。世間では市販化された当初(日本では2009年の三菱「i-MiEV」)から、「静か」で「速い」ことがBEVの特徴として認識されてきた。
速さは一般的に最高速度と加速力で捉えられるが、公道では加速力が評価軸になる。その加速力とは、すなわち駆動トルクだ。「BEVは速いね!」と評価されるゆえんは、アクセルペダルを踏み込んだ瞬間から電動モーターが生み出す豊かな駆動トルクが立ち上がるからだ。
しかし、ざっくり20年以降に市販化された多くのBEVは、スポーツモデルなど特例はあるにせよ、速さだけをウリにしない。むしろ、世界中の自動車ユーザーが慣れ親しんだICEVやHV(ハイブリッド車)のような発進/加速フィーリングをトレースしている。同時に電費性能の指標であるAER(All Electric Range/満充電で走行可能な距離)にして700km以上を達成するBEVも増えてきた。



















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