「結婚するかどうか迷っている」…3年間悩んでいた女性を"一瞬で決断"に導いた哲学的な気づき
会議室の使いやすさという表面的な問題にとらわれて選択するのではなく、会議の目的に焦点をあてて考え直すことができたため、自信を持って瞬時に選択できたのです。
視点の違いは「仕事のスケール」も決める
なお、視点を変えることで成功したビジネスの例は、たくさんあります。たとえば、経営危機に陥っていたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を一気にV字回復させた森岡毅さんは、USJというブランドを長期的に生存可能となるようにとらえ直しました。
具体的には、従来通りの「映画の専門店」という定義から、「世界最高のエンターテイメントを集めたセレクトショップ」へと再定義したのです。まさに視点を変え、USJのあり方そのものを再定義したことで、USJを日本一のテーマパークへ成長させたわけです。
また、ご存じの通り、スターバックスコーヒーは、単なる「カフェ」「コーヒーショップ」ではなく、「家庭(ファーストプレイス)とも職場(セカンドプレイス)とも異なる、居心地が良くリラックスできる第三の場所(サードプレイス)」という独自視点のコンセプトを長年掲げ、世界中で成功してきました。
タニタは、もともとは体脂肪計・体組成計メーカーでしたが、社員食堂の健康食のレシピ本が400万部を超えるベストセラーとなり、さらに社員食堂の健康食メニューを一般向けに提供する「丸の内タニタ食堂」を出店し、話題を呼びました。
いまやタニタは、「健康をはかる」(体重計など健康計測機器の製造・販売)から、「健康をつくるサービス」へ事業を拡大。健康機器の販売という枠を超えた新ビジネスを展開しています。
ほかにも、多くの人が求めるヒット商品や企画、サービスはすべて「視点を変える」ことで生まれているといって間違いありません。
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