事前にホームページの商品写真で朝ラーメンをチェックした際に「トッピングの赤いペーストは何だろう?とんこつラーメンだから一蘭みたいに辛味噌が載っているのかな」と予想していたのですが、なんとねり梅でした。
とんこつラーメンに梅というのは、ほかでは食べたことのない斬新な組み合わせです。その他トッピングはチャーシュー1枚と焼きのり。
焼きのりの下に隠れたチャーシューは、こだわり満載の店内製造。きゅっとしまった赤身のまわりを柔らかい脂身がくるりと囲んだ肩ロースを使用しています。
チャーシューに染み込んだ甘い秘伝のタレは、子供から大人まで好きな味に仕上がっていました。
独特の臭みに旨みがぎゅっと詰まったとんこつスープ
クリーミーなとんこつスープの表面にはキラキラととんこつの脂がきらめき、さらに白ごまと青ネギで香ばしさと瑞々しさが加わります。このネギにもこだわりがあるようで、機械を使用せず「薬味用」「白髪用」に切り分けてから、1本1本包丁でカットしているそう。

「山岡家」の通常メニューのラーメンは俗にいう家系ラーメン近い「中太麺にとんこつ醤油スープ」という味付けなのですが(厳密にいうとスープに鶏ガラを使用していないため違うらしいですが)、朝ラーメンは博多ラーメンに近い属性です。
白濁した濃厚かつまろやかなスープに細麺を合わせた、するすると食べやすいラーメンで、梅ペーストをスープに溶いて食べると爽やかな酸味がプラスされ、さらなる食欲をそそります。
水と豚骨だけで丸3日間煮込むという「山岡家」の豚骨スープには、とんこつの旨みも臭みも全部詰まっています。
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