「並ばない万博」初日から2時間待ち!行ってみてわかった「大阪・関西万博」の”根本的な問題”とは?
パビリオン関係者の2万2000人を加えると、14万1000人が来場したという。

数字で比較すると、東京ディスニーリゾートが年間約2700万人、1日平均7.5万人。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が年間約1500万人、1日平均4万人。
単純に日割り計算すると、開幕日の万博会場に「ディズニーのほぼ倍、USJの3.5倍、ひらパー(ひらかたパーク。年間約100万人)の約50倍」の来場者が押し寄せたことになる。

一方で、来場者の受け入れ態勢だが、東西2ゲートのうち、利用者が多かった「東ゲート」は約30の荷物検査カウンターがあり、12時30分の時点で、25カ所程度が稼働。
カウンター2台で1ゲートとして仕切られ、目視したところ各ゲートごとに200人~300人程度が待機しており、会場までは300mほどのところ、800m程度を大回りする動線(万歩計による筆者計測)が設定されていた。
筆者は万博会場・東ゲートの最寄り駅である夢洲駅の改札を12時26分にくぐり、入場できたのは、14時30分だった。この間に散見された「入場2時間待ちの原因」について、実際の事例とともに考えていこう。
電波障害で、QRコード入場券が出ない!

万博への入場口で、終始悩まされたのは「携帯電波の不調」だ。まわりの入場者も「チケットのQR発行ができない!」「アプリが起動しない!」と不安にかられた様子を見せており、来場者が荷物検査カウンター・入場カウンターをすんなり通過できない原因ともなっていた。
博覧会協会では「午前9時30分から5時間ほど電波が不安定」と各社取材に答えているが、この日は大屋根リングの下などでも通信が遅いとの声もあり、全域で電波が良いとは言えない状況が続いたようだ。
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