ソフトバンクグループ、半導体設計会社アンペア買収で合意-65億ドル(約9700億円)と評価

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(写真:ブルームバーグ)

ソフトバンクグループは20日、半導体設計を手掛けるアンペア・コンピューティングを買収することで合意したと発表した。人工知能(AI)インフラへの進出を拡大する。

発表資料によると、ソフトバンクGは、カリフォルニア州サンタクララに本拠を置くアンペアを65億ドル(約9700億円)と評価し、全額現金取引で買収する。

アンペアにはオラクルやプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社カーライル・グループなどが初期から出資している。ブルームバーグ・ニュースは2月、ソフトバンクGがアンペアの買収に向けて最終段階の交渉を進めていると報じていた。

オラクルとカーライルは今回の取引の一環としてアンペアの株式を売却する。買収は2025年後半に完了する見通し。アンペアはソフトバンクGの完全子会社として運営され、社名とサンタクララの本社はそのまま維持される。

アーム・ホールディングスの技術を活用してデータセンター設備用プロセッサーを製造するアンペアは、2021年にソフトバンクGによる少数株投資の提案で80億ドル強と評価されたと、ブルームバーグ・ニュースが当時、報じていた。

著者:Ryan Gould、Ian King

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