都民が驚愕「トライアル」買い物したら便利すぎた 西友を買収!新時代のGMSはこんなにも凄かった

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特に、トライアルがこれから進出を広げる都心部はクレジットカードの利用者が多いため、それが拡大のボトルネックになる可能性もある。 

トライアルの将来的な競合は?

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さらに、都内展開に際しては強い競合がいる。「まいばすけっと」だ。 

トライアルと西友による会見では、西友の大型店舗の周りにトライアルの小型店の出店を加速させることが述べられた。

事実、トライアルは「トライアルGO」という小型店を福岡を中心に展開し始めている。これは生鮮食品などを軸として「コンビニとは一味違う小型店舗」を売りにしており、「対コンビニ」を目指した小型スーパーである。

立地の制約上、小型店が多めになりがちな都内への展開フォーマットとしては最適だ。 

しかしこのフォーマット、明らかに「まいばすけっと」と競合するのだ。まいばすけっとはイオンが運営する小型スーパーで、関東近郊圏を中心に約1200店舗を高密度に展開。トライアルGOと業態的にはかなり近い。 

現在、かなりの勢いがあるまいばすけっとだけに、その勝負もどのように展開していくのか、見どころだ(筆者撮影) 

いずれにしてもGMSやスーパーマーケットの競争はさらに活気付きそうであり、継続的に両者統合後の業界の趨勢を追っていきたい。

【もっと読む】西友を「トライアルが買収」何がそんなに凄いか ジャイキリだが、シナジーしかない買収だ では、トライアルが西友を買収したことがなぜ一大事と言えるのか、チェーンストア研究家の谷頭和希氏が詳細に解説している。
谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家

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たにがしら・かずき / Kazuki Tanigashira

都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家。1997年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業、早稲田大学教育学術院国語教育専攻修士課程修了。「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第三期」に参加し宇川直宏賞を受賞。著作に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』 (集英社新書)、『ニセコ化するニッポン』(KADOKAWA)、『ブックオフから考える 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』(青弓社)がある。テレビ・動画出演は『ABEMA Prime』『めざまし8』など。

X:@impro_gashira

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