NISAが牽引する投資ムーブも活発とはいえ、ボーナスの使い道として長年「貯蓄」は不動の1位にいる。そこに年0.8~1%というような、十数年来見たことがない数字が並べば、どっと「預金特需」が起きる可能性も大いにある。金利1%時代は、もう夢でも幻でもないのだ。
(※各銀行の冬の特別金利は、すでにキャンペーン期間が終了しているところもあるので注意を)
普通預金金利も1年で0.001%→0.2%に
ここまでの話は、キャンペーン期間中のみの特別金利だが、いよいよ3月からは普通預金が利上げになった。メガバンク3行は、現在の年0.1%を0.2%に引き上げる。大した数字じゃないぞと思ってはいけない。1年前の2024年初頭の金利は、わずか年0.001%だったのだ。それが3~4月に0.02%と20倍にアップ。そして今年の3月以降は0.2%なのだから、わずか1年で200倍になったこととなり、とんでもない上昇スピードだろう。
むろん、ネット銀行も静観してはいない。こちらも0.2%は当たり前で、それより高めの金利をつける銀行も少なくない。主には次のようなところだ。
あおぞら銀行 BANK…年0.35%(引き上げ済み)
みんなの銀行……年0.3%(引き上げ済み)
auじぶん銀行…年0.51%(au まとめて金利優遇・au マネ活プラン金利優遇の条件をすべて満たした場合)
SBI新生銀行…年0.4%(SBI証券との口座連携等で、優遇ステージを上げた場合など)
東京スター銀行…年0.6%(給与・年金受取口座に指定など)
なお、PayPay銀行では2024年12月に、円普通預金と米ドル普通預金の両方に預け入れると、それぞれ年2.0%の金利が適用される「預金革命」というプログラムをスタートしている。外貨預金との組み合わせは禁じ手なので、単なる高金利とは言いがたいが。
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