
自分の実力を知るのは怖い。それは当たり前で、それでもしっかりと自分と向き合って試験を受けることができる受験生が合格できる、という話でした。

「自分の実力を知るのは怖い」という気持ちは、どんなに頭がいい子であっても起こりえることです。僕が教えている生徒たちの中でも、「途中でお腹が痛くなっちゃったから途中で帰った」とか「数学ができなくて、途中で萎えてしまった。あとはもうグダグダだった」とか、そんなふうに模試を途中で放棄したり、勝負を投げ出してしまって、模試から逃げてしまう人は多いです。
賢い生徒でも「逃げる」場合が多い
偏差値が低い生徒だけではなく、偏差値が高くて本気で挑めばしっかりいい点数が取れる生徒であっても、「逃げる」場合が多いのです。
これはきっと、勉強しているからこそ、「ダメだったらどうしよう」という気持ちが発生してしまうからだと思います。そしてその気持ちを隠すために、何かしらの理由をつけて「逃げて」いるのではないか、と。
ここで重要なのは、「ダメだったらどうしよう」という気持ちと、きちんと向き合うことです。誰だって自分の実力が測られてしまうことには恐怖がある。でも、その気持ちを受け入れたうえで、それでも逃げずに模試を受けることができる生徒は、精神的に成長して、ここぞという大勝負でも逃げずに立ち向かうことができます。逆に、理由をつけて逃げてしまう受験生は、本番の試験で緊張してしまい、自分の実力を発揮できない場合が多いです。
しっかりと自分の弱さと向き合う覚悟がある受験生のほうが、成長しやすいのだといえます。
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