「あれ?怒りが消えた」部下への怒りを収める方法 手のかかる部下を「先生」と定義し、教えを請う
すると怒りが湧きにくく、冷静な対応ができるようになり、「おかげさまでずいぶん怒りをコントロールできるようになり、上司として良い関わりができるようになりました!」と上司としての成長を実感され、喜んでおられました。
問題児で有名だった部下への対応
私も前職の時、問題児として有名だったS君と一緒に仕事をしたことがあります。
評判どおり、出してくる成果物は誤りや漏れだらけで、勤務態度も「仕事をなめてる」と感じるようなもので、彼に怒りを覚えました。
そこで「S君は先生。自分は大きく成長できる機会をいただいた」と思うようにし、彼に会うたびに心の中で「S先生」と唱えるようにしました。
S先生は毎日、大変な課題を出してくださいました。
しかし、その捉え方で臨むと腹が立たず、課題を楽しんでいる自分がいて、平常心で接することができました。
その中で彼と十分に仲を深めた後に、仕事の仕方や勤務態度について指導し、改めてもらうことができました。
この定義を変える方法によって、私自身も上司としての成長を実感しました。
ちなみにこれは部下のみならず、上司や顧客、家族など、他の人に対しても活用できる方法です。
部下への怒りの対処は、採用難で離職の影響が深刻になるにつれ、より重要になります。その怒りの対処法として今回の「先生」と捉える方法もぜひ活用してみてください。
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