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「あれ?怒りが消えた」部下への怒りを収める方法 手のかかる部下を「先生」と定義し、教えを請う

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  • 藤田 耕司 経営心理士、税理士、心理カウンセラー
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優秀な部下を持つことは業務を進めるうえではありがたいことですが、上司としての成長の機会を得ることが難しくなります。

そう考えると、大変な部下を持つことは上司として大きく成長できるチャンスであり、大変な部下は自分を上司として成長させてくれる「先生」といえます。

人は周囲の人のことを無意識のうちに「こういう人」と定義しています。

そして、その人をどう定義するかで、その人に対する感情の生じ方が変わります。

例えば、ある部下を「生意気な奴」と定義したら、その部下と関わるときは怒りが湧きやすくなるでしょう。

そこで「生意気な奴」から「先生」へと定義を書き換えると、その部下に対する感情の生じ方が変わります。

さらに、怒りを覚えるような部下の行動や態度を、上司として成長するための「課題」と定義すると、より感情の生じ方が変わります。

怒りが湧きにくくなり、冷静な対応ができるように

私が主催する経営心理士講座の受講生のYさんは、ある新人の対応に悩んでいました。

口では生意気なことを言うものの、仕事をやらせてみると全然できず、ふてくされる。

その態度にカチンとくるものの、最近の若い人は叱るとすぐ辞めるので叱ることもできない。イライラが募り、精神的にきつい状況が続いていました。

そんな中、その新人に対する定義を「生意気な新人」から、上司として成長する機会を与えてくれる「先生」に変えました。

そしてオフィスに出社してその新人に会うたびに「〇〇先生、今日もよろしくお願いします」と心の中で挨拶し、生意気な態度をとられた際は「なるほど。先生、今日の課題はこれですか。ありがとうございます」と心の中で唱えるようにしました。

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