東洋経済オンラインとは
ライフ #井手隊長のラーメン見聞録

伝説の店主が「子どもに無料でラーメン」出す理由 高山ラーメンの老舗「豆天狗」2代目が抱く大志

8分で読める
  • 井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

若い世代に、地元のラーメンの味を伝えたい

味への探求は、今も続いている。

「伝統を守りながら、若い世代のみんなが思っているラーメン像に近づけたので、美味しい一杯になっているかなと思います。

今64歳になって、麺も打って手間かけて作って、現場に立てるのはあと5年ぐらいかなと思うと、この5年で『冨田さんの作ったラーメンって旨かったな』という伝説を残したいという思いですね」(冨田さん) 

とにかく若い世代に高山ラーメンの美味しさを広めたい冨田さんは、小学校入学までの子どもには無料、高校生までは500円でラーメンを提供している。

地元のラーメンの味をこれからの人たちにも伝えていきたいのだ。 

この一杯には、高山中華そばの歴史と、冨田さんの人生が詰まっている(筆者撮影)

「高山は高山ラーメンじゃないとダメという時代も終わったし、今はいろんなラーメン屋さんがあってそれはそれでよいと思います。 

でもやっぱりもう一回、しっかりとした高山中華そばを出すんだというそこだけはブレなかったですね。ここに来てこれだけ純粋にラーメンに向き合えて、お客さんの笑顔が見られる商売ができて幸せだなと思います」(冨田さん) 

【もっと読む】「引退→64歳で新店」ラーメン店主が再出発した訳 40年働いた店を継承も5年後に新店、一体なぜ では、一度は引退したものの、64歳で新店を開いた冨田さんの生い立ちや、ラーメン店主としてのこれまでについて、ラーメンライターの井手隊長が詳細に取材、お伝えしている。
この連載の一覧はこちら

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象