若い世代に、地元のラーメンの味を伝えたい
味への探求は、今も続いている。
「伝統を守りながら、若い世代のみんなが思っているラーメン像に近づけたので、美味しい一杯になっているかなと思います。
今64歳になって、麺も打って手間かけて作って、現場に立てるのはあと5年ぐらいかなと思うと、この5年で『冨田さんの作ったラーメンって旨かったな』という伝説を残したいという思いですね」(冨田さん)
とにかく若い世代に高山ラーメンの美味しさを広めたい冨田さんは、小学校入学までの子どもには無料、高校生までは500円でラーメンを提供している。
地元のラーメンの味をこれからの人たちにも伝えていきたいのだ。
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「高山は高山ラーメンじゃないとダメという時代も終わったし、今はいろんなラーメン屋さんがあってそれはそれでよいと思います。
でもやっぱりもう一回、しっかりとした高山中華そばを出すんだというそこだけはブレなかったですね。ここに来てこれだけ純粋にラーメンに向き合えて、お客さんの笑顔が見られる商売ができて幸せだなと思います」(冨田さん)
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