副業は本当に稼げる?「成功」する人の意外な共通点 努力を継続できる人が実践する3つのルール
マニュアルに沿って業務をこなすことは一見簡単で確実に見えますが、人が作った仕組みの中で言われたことだけを実行していては、自ら考える力や自分自身のブランド、ビジョンは育ちません。それ故、実際はリスクも高くなり、発展性も限られてきます。お手軽さを重視したビジネスは2つめ以降にまわすことにして、最初は自らの手で試行錯誤し、経験値を高めることをオススメしています。
ここでは、筆者の25年以上にわたって、副業から始める小さな起業の支援をしてきた経験から、必ずしも成功する保証のない「自分ビジネス」に挑戦し、見事成功させた人たちの意外な3つの共通点、現場で感じた本質をご紹介してみたいと思います。
嫌いな仕事は続けられない
これまでの経験から確実に言えるのは、「自分に合わない仕事で成功することは不可能」というシンプルな真実です。拙著でも、いくつかの事例をご紹介していますが、ここでは最近また起こった事例、ある主婦のAさんのお話をご紹介します。
Aさんは、デザインやコーディングの優れたスキルを持ち、スキルシェアサイトに登録して副業を始め、数名のクライアントを抱えて月に20万円ほどの報酬を得ていました。しかし、日々の作業に追われる生活に疑問を感じ、自らが作業を行わない「デザイン教室」への転換を試みることにしました。教える仕事であれば、決まった時間に多くの人を集め、効率よく稼ぐことができると考えたのです。
Aさんは、クライアントとの契約をすべて解除し、デザイン教室を立ち上げました。当初は楽しさを感じながら運営していましたが、生徒さんとのささいなトラブルがきっかけで、Aさんは「自分はやはり人が苦手で、コミュニケーションは向いていない」と認識するようになりました。結果、精神的に追い込まれたAさんは、軌道に乗りかけた教室を閉鎖することにしたのです。
時間の効率化を追い求めることは確かに大切なことですが、適性外の分野に挑むと、仮に儲かっていたとしても精神的に続けられなくなってしまうのです。
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