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歴史教科書で学んだ「渡来人」の本当の正体 古代人のDNA解析でかつての「定説」が覆った

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そうだとすれば、130万〜140万人ほども見られた古墳時代の移住者を、「渡来人」という特殊な集団とすべきではあるまい。

かれらは、古墳時代の日本列島の住民の約25パーセントにあたる大きな部分を占める集団であった。そうなると私たちは、このように考えざるを得ない。

「日本人という民族は、縄文人、北東アジア祖先アジア人、東アジア祖先アジア人の三種類の人間が混じり合ってつくられた」

日本人の祖先にあたる130万〜140万人の東アジア祖先の人びとを、「新たな移住者」や「外来の人びと」を意味する「渡来人」と呼ぶべきではあるまい。

多数の平凡な農民が大陸からやって来た

日本古代史の研究者は、長期にわたって「日本に大陸の技術を伝えた移住者」を「帰化人(きかじん)」と呼んできた。しかしそのような技術者の他に、きわめて多数の平凡な農民が大陸からやって来たのだ。

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「多人数の移住者がいた」といっても、多人数の集団が一挙に日本列島に移住したわけではない。一家族ないし二、三家族程度の小集団が、ばらばらに日本列島に渡って来たのだ。そして300年ほどの間に日本列島に入ってきた多数の小集団の人数を合わせると、当時の日本列島の人口の約四分の一近くという驚くべき数字になったのだ。

有力な軍人が率いた多人数の東アジア系の集団が、一挙に日本列島全体を征服したのではない。

古墳時代の移住者は各地の首長(豪族)が治めた、人口数百人から2000人程度の「村社会」の集合体に迎えられた。そのあと東アジア祖先の者は、何代にもわたって以前からいた縄文系や北東アジア祖先の人びとと婚姻を繰り返し、「日本人」という集団の一員となっていった。

このあと、ある程度の推測を交えながら、古代の日本の「村社会」と移住者との関係について記していこう。

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