若手と企業が考える「安定している」の意味は違う そもそも「今どきの若者はすぐ辞める」も間違い

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若手社員の後ろ姿
若者が求めている安定とは?(写真:mits/PIXTA)
深刻化する人手不足対策として、企業は働き方改革などに力を入れていますが、「若手社員が定着しなくて困っている」という声が聞かれます。それは企業側が若手社員が辞める理由を勘違いしているからです。本稿では『離職防止のプロが2000人に訊いてわかった! 若手が辞める「まさか」の理由』より一部抜粋のうえ、若手社員が何を考えているかをご紹介します。

今どきの若者が企業に求めている要素

若者の気質を知るヒントとして、株式会社マイナビの「大学生就職意識調査」を見てみましょう。

「企業選択のポイント」という項目を見てみると、今どきの若者が企業に求めている要素がわかります。2025年卒予定の大学生に聞いた「企業選択のポイント」の上位5項目は、以下の通りです。

1位 安定している会社
2位 自分のやりたい仕事(職種)ができる会社
3位 給料の良い会社
4位 勤務制度・住宅など福利厚生の良い会社
5位 休日・休暇の多い会社

1位の「安定している会社」は5年連続トップです。しかも、その数字を毎年伸ばしています。

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