「財務力が強い上場企業ランキング」トップ300 フジ・メディア・ホールディングスの順位は?

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2022年3月期は売上高7569億円、営業利益176億円だが、経常利益は6575億円と営業利益の37倍。売上高経常利益率は86.9%となっている。2023年3月期も売上高9426億円に対して、経常利益6908億円で売上高経常利益率は73.3%。2024年3月期は売上高9623億円に対して、経常利益1357億円で売上高経常利益率は14.1%と低下したが、それでも高い水準で、3期平均では58.1 %という利益率となった。創立100年を超える企業として、驚くべき業績を挙げている。

2位は昨年8位のINPEXが3861点でランクアップ。12月決算のため、2023年12月期までが対象となる。成長性993点、収益性923点、安全性945点、規模1000点だった。原油価格の高水準に円安効果で売上高は2020年12月期の7710億円が2022年12月期は2兆3246億円と3倍の水準に。2023年12月期も2兆1657億円と高い水準。営業利益率も50%前後と高収益を維持。2024年12月期も業績好調で増収、営業増益と高順位が続きそうだ。

昨年1位の東京エレクトロンの順位は?

3位は昨年5位から上昇したルネサスエレクトロニクスの3811点。自動車向け半導体メーカー大手で自動車用マイコンのシェアは世界首位だ。積極買収で製品群多様化を推進。半導体市場好況の中、2020年12月期の売上高7156億円が2022年12月期には1兆5008億円に増加するなどで、上位を維持している。

4位は昨年4年ぶりに首位に返り咲いた東京エレクトロンがダウン。総合得点は3810点だった。半導体製造装置で世界3位の同社だが2024年3月期の利益減少が響いた。ただ、2025年3月期は絶好調で返り咲きの可能性もある。

5位は昨年2位の中外製薬(3786点)。同社も12月決算のため、2023年12月期までが対象となる。コロナ治療薬「ロナプリーブ」の売り上げ減少などが影響して、ここ数年見られた高成長は難しくなってきた。だが、2024年12月期以降も新薬効果で安定成長の見込みとなっている。

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