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安川電機、エヌビディアとAIロボ協業での商機 社長激白、アメリカの「新領域」、中国の「打開策」

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小川昌寛/おがわ・まさひろ 1964年生まれ。1987年九州芸術工科大学(現九州大学)芸術工学部卒業後、安川電機入社。2010年米国安川取締役会長、2016年ロボット事業部長などを経て2023年3月から代表取締役社長(現職)(写真:今井康一)
北九州市に本社を構え、サーボモーターや産業用ロボットを製造する安川電機。産業用ロボットで世界有数のシェアを誇り、全体の海外売上比率については約7割を超える。近年では、FA(ファクトリーオートメーション)業界においてもAI活用やデジタル化の重要性が高まる中、新たな産業自動化革命の実現に向け邁進する。今後どういった領域に商機を見出すのか、小川昌寛社長を直撃した。

 

――エヌビディアとの協業をはじめとするAI活用の取り組みが好感され、株式市場の期待が高まっています(同社株価は直近安値の2024年12月19日3854円から2025年1月29日終値4622円に上昇)。

2023年12月に、エヌビディアのGPU(画像処理半導体)を標準搭載した産業用ロボットシリーズ「MOTOMAN NEXT」を発売した。エヌビディアとは2023年ごろから技術、ビジネス面で提携をしている。

MOTOMAN NEXTはエヌビディア の GPU と当社独自の AI を融合することで、周囲の状況に対して自律的に判断し、不確定要素の多い作業も実行できる。当面は販売台数ではなく、ロボット活用の場を広げることを第一に考えたい。

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