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『あのと粗品』Podcastで人気独走も納得の背景 リスナーを巻き込んだ"そしあの"ブランディング

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  • 白川 穂先 エンタメコラムニスト/文筆家
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テンポよく掛け合う2人のやり取りは、番組公式TikTokの切り抜き動画でも拡散されており、しばしばバズを起こす。そのためどの番組か知らずに本編の一部を見ている層も少なくないだろう。

 "そしあの"(粗品とあのの通称)コンビを世間に浸透させた『電電電波』は、今や2人にとって主要拠点ともいえる存在なのではないだろうか。

Podcast活用でファン・エンゲージメントを促進

このコンビの認知度を広めたのがテレビバラエティの『電電電波』なら、他方、"そしあの"ブランドへのエンゲージメント(愛着、親密度)を高めることに貢献したのが、スピンオフのポッドキャスト番組『あのと粗品の電電電話』だ。

ポッドキャストなどの音声コンテンツは、リスナーにとってパーソナリティとの心理的な距離の近さが魅力の一つ。ユーザー側は好きなチャンネルを自ら選んで聴くため、番組に対して継続的にファン化しやすい傾向がある。

『電電電話』ではそんなポッドキャストの特性と、2人のトーク力が絶妙に掛け合わされている。中でもファンを惹きつけるのは、リスナーを巻き込んだ程よい"内輪向け"の笑いだ。

特に粗品は会話の中でしばしば「そしあの」「そしあの厨(粗品とあののファンの通称)」といったワードを用い、自分たちのファン界隈をネタにして雑談を展開する。

粗品が自らあのとの交際疑惑を匂わせ、その関係性を「そしあの劇場」としてエンタメ化するのは、もはや鉄板ネタ。

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【本人たちが発信するオリジナルコンテンツ】

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