SNS時代の異業種交流「つながる相手」の見極め方 受け身の姿勢では「役立つ人脈」は作れない
異業種交流会に行って名刺を配る。たくさんの人とつながる。パーティーに行って、尊敬する人とあいさつする。その人とつながろうとする。推し活に行く。メンバーとつながろうとする。
最近はネット上でもつながりは一層増えており、SNSやメールのやりとりをして、つながりを強めようとする。悪いことだとは思いませんが、意味なく多くの人と「つながっている」とすれば、それは無駄な行動であり、時間の浪費です。つながるのは、「自分にとって価値のある人」「自分が興味のある人」だけでいいのです。
では、自分にとって価値のある人とはどういう人か? それは、自分が求めているものを提供してくれる人です。
私であれば歯科医師ですから、たとえば患者さんを紹介してくださる方です。私は著者でもあり、本を作っていきたいわけですから、本作りを一緒にしてくれる編集者、ライターさんも大切な存在。本を売ったり、買ったりしてくださる人にも興味があります。
極端に言えば、何億円ものビジネスをしたいわけではないので、ビジネスで大成功している人は、私にとって価値のある人とは言い難いです。いろいろな業界の有名人であっても、自分に何か価値をもたらさないのであれば、つながらなくていいと考えています。
優先順位を決めることで、集中力まで高まる
重要なのは「自分にとって何が大切なのか」を知っておくことです。すると、物事の優先順位がわかるため、明確な態度を取ることができます。
「何となくやる」「意味なくやる」がなくなれば、やるべきことに集中できて、結果を出しやすくなるのです。
本当につながりたい人がいるのならば、パーティーに行ってもいいし、自分からどんどんアプローチするべきです。
たとえば、あるパーティーに自分がつながりたい人が参加することがわかったのであれば、万難を排してスケジュールを調整し、そのパーティーに参加して、必ず名刺交換をして、つながるようにします(私は普段名刺を持ち歩きませんが、自分がつながりたい人が参加するパーティーでは必ず名刺を持参します)。
パーティーが終わった後は、必ずメールで御礼をして、「今度お茶をご一緒しましょう」「今度ランチでもご一緒にいかがでしょうか」のように、次につながる言葉を加えたりします。必要な人にはものおじせず、積極的にアプローチすることが大切です。
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